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クレジットカードの支払いが遅れた場合の対処法

私はかれこれ15年以上クレジットカードのコールセンターに勤務していた経験があります、それもほぼ督促発信業務専門でした。 このことからお客さまはどういう場合に延滞してしまうか沢山知っていますし、支払いが遅れた場合の対処法も知っています。 私が長年クレジットカードのコールセンターにいて、お客さまから聞いたクレジットカードの利用料金が引き落としが出来なかった理由は順番に以下の通りになります。 1番目 支払い日を意識しておらず、うっかり口座にお金を入れていなかった 2番目 複数のカードをもっていて、他のカードの引き落とし日と勘違いしていた 3番目 支払うお金がない、お金に困っている 4番目 クレジットカード会社の対応が悪いので払いたくない (外出先でクレジットカード会社のシステムエラー等で決済出来なかった時があり、恥をかいた等) 5番目 面倒くさい 普通の方は5番目の理由にビックリすると思いますが、クレジットカードのコールセンターで働いていると普通に聞く理由です、督促の電話をしても今寒いから払いにいけないとか暑いから払いにいけないとかよく言われたものです。 一番多い理由は普通の方が考えるように「うっかりしていた」「他のカードの引き落とし日と混同していた」という理由で口座にお金が入っていなかったという事です。 仕事上、何社かクレジットカード会社のコールセンターを回ってきましたが、いわゆるステータスの低いクレジットカードほど、5番目にあるような理由をお客さまは口にされるので困ったものでした。 逆にステータスの高いクレジットカードのお客さまは延滞が少ないのかというと、確かに少ないですがそんなに会員全体に対する延滞の数って大差はないんですね、ステータスの高いカードだろうとステータスの低いカードだろうと。 ただ、ステータスの高いクレジットカードのお客さまは「面倒くさいから払いたくない」などのトンデモな理由を言われる方が少ないというだけです。 いわゆる人間が「うっかりする」という行動はクレジットカードのステータスにはあまり関係ないのかもしれません。 ジャックスのような会社は今回だけですよと親切心で数日後に自動再振り替えをするのですが、お客さまが勝手に支払日を毎月27日ではなくどうせ再振り替えのある数日後でいいやと甘く捉えてしまうケースが多いわけです。 お客さまは再引き落とし日にでも引き落とされれば何の問題もないと思ってるかもしれませんが、厳しいクレジットカード会社は一度の正常入金が出来なかった場合、要するに自動口座引落引き落としが出来なかったら個人信用情報に延滞の事実である「A」マークを付けます、いわゆるブラックリストに載ってしまうわけです(※個人信用情報のネガティブ状態をブラックリストと呼ぶだけでブラックリストの存在が公にあるわけではありません※) そもそもクレジットカード会社とお客さまとの間で交わしたお金を支払う日というのは1日でも遅れたら駄目なわけです。 「再引き落とし日に引き落としが出来るからいいんじゃない?」と思ってる方、いつカードが利用停止になるか分かりません。 クレジットカード会社は温情でお客さまの事を思って再振り替えなどを行うわけで、あくまでクレジットカード会社からすれば非常時の対応、約束の日に引き落としができないのは駄目なんですね。 ジャックスなんかは1度や2度の再引き落としに個人信用情報に遅延である「A」マークを付けませんが、その対応がいつ変わるか分かりません、そもそも決められた日に払うという約束の元にクレジットカードを発行しているわけですので。 その遅延の「A」マークを付けられるともう他社の途上与信で個人信用情報を参照されてしまえば、突然他社の利用停止もありえますし「A」を付けられた手持ちのクレジットカードが利用停止になったり、クレジットカードの更新を拒否される可能性が大きいわけです。 この事からクレジットカードの支払いが遅れた場合は以下の行動を必ず取って下さい。 1,クレジットカードの支払いが遅れた場合の対処法とは、うっかりであっても黙ってないで必ずこちらからサポートデスクに電話連絡をして下さい。 2,再引き落としをしますと言われたら、謝罪をしてきちんとその日までに必ずお金を口座に用意をしておきましょう。 3、また振込対応の場合は入金日とその根拠を言って下さい、そうすることでうっかりしてて引き落としができない場合でも(個人信用情報機関のCICに)延滞の「A」をつけれらないで済む確率が非常に高まります。 これは様々なクレジットカードのコールセンターで長年勤務してきた私が実感した各クレジットカード会社共通の「クレジットカードの支払いが遅れた場合の対処方法」です。 ちなみに督促の電話がかかってくるまで遅れた場合、マニュアルで「入金日とその根拠」を聞かれるハズです。 それはお客さまの口から「入金日とその根拠」を言わせることで、もしその日に遅れてもお客さまがそういったじゃありませんかとクレジットカード会社は言えるからです。 実際、督促の電話になれば「入金日とその根拠」を言うまでなかなか電話を切ってくれないハズです。 このように督促の電話をして約束をしたのにも関わらず、約束の日に入金するお客さまはどんなに督促交渉のうまいオペレーターでも約7割が限界です。 そもそもクレジットカード会社から「督促の電話」がかかってきた時点で高い確率で個人信用情報に「A」がつくハズです、そしてこの督促の約束を破るようになると利用停止になり強制解約となって残金の一括返済を求められます。 クレジットカード会社の対応が気に入らないから払わないとか面倒くさいから今日は払わないとか言ってるお客さま本当に沢山おられましたが、そんな事をしても何の得にもなりません、どんどん個人信用情報を傷をつけて何のローンも組めなくなるわ、クレジットカードも作れないわ、住宅ローンなんかトンデモない事です。 クレジットカードの引き落とし日に残高不足、再引き落とし制度があったとしてもそれはクレジットという社会的信用を確実に落とし、今後のクレジットライフが完全に停止してしまう初めの一歩ですのでクレジットカード会社との約束は必ず守りましょう、間違っても督促の電話に怒鳴った対応などは最悪です。 支払日を常に意識しておく、うっかりをしない、これが大人の対応だと思います、再引き落としがあるからいいんじゃない?は間違いです、気をつけましょう。

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